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ヒューマン・ネットワーク [雑感]

構成的グループエンカウンター事典  NHKテレビ『プロフェッショナル仕事の流儀』
よく視るのですが、4月3日は公立中学校教師
鹿嶋真弓さんにスポットを当てていました。

  20代の頃は情熱で生徒を率いていけたものの
その後壁にぶち当たることになります。

「うぜえ、ババア!」
「消えろよ!」

などのありがちな罵声を浴び、
無視されるという逆境を越えて掴んだ極意の一つは

子供たちのネットワークができるよう手助けしてあげる」
というものでした。

 いまやどこにでもあるような学級崩壊に直面しつつも、
仕方ないと流さずに正面から受け止め立ち向かった経験
からくる言葉には重みがあります。

 人間同士のコミュニケーションによるネットワーク、
即ちヒューマン・ネットワークという考えはビジネス界を中心に
最近よく引き合いに出されます。
 様々な業種、得意分野を持った人々と情報を共有し、
技術を提供しあいながら大きな成果に結び付けようというのが
キー・コンセプトでしょうか。

 何となくビジネス用語といったイメージがあるせいか、
学校教育の現場での活用は考えたことがありませんでしたが、
番組を視て妙に納得してしまいました。

 同じネットワークでもビジネスの場合とは大きく違い、
具体的な利害関係でネットワークを機能させることはできません。

 「エンカウンター」と呼ばれる授業では、「愛し、愛される権利」
「きれいな空気を吸う権利」など、どれもが正しい可能性のある
「権利」を10項目挙げ、その中から一番大切なものを議論して
選ばせます。

 この手法を通じて、それぞれに違う主張があり、どれも間違いでは
ないという、従来の画一的教育のもとでは矛盾ともなる経験を
させることにより、互いに興味を持たせ、
自発的ネットワークを構築していくというのです。

 一度ネットワークが有機的に機能しだせば一つの生命体のように、
どこかが傷ついても自己修復されていくという様子は、
ちょうどシナプスでできたネットワークのイメージと重なります。

 司会の脳科学者、茂木さんもそのような連想
(遥かに高度なレベルでしょうが・・・)をしたのかなと思いました。

 とはいえ導き出された概念を理解するのは容易いのですが、
問題はそれを実行できる能力を持つ教師をいかに生み出すか
ということになるのでしょう。

 辛酸を舐めた者がようやく到達できた境地を、
経験の浅い人にどのように伝授するかというのは、
良い状態を継続させていこうという時に
多くの領域に共通して存在する大きな問題だと思います。

 当面私にとっての乗り越えるべき課題は、
これから成長していく子供とどれだけ正面から向き合えるか
ということになるのでしょうか。

非行・反社会的な問題行動 


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