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食物アレルギー [医療]

 ウチの長男は食物アレルギーがある。生後半年くらいして離乳食を始めてまもなく判明した。素麺をちょっと食べさせると、ものの数分経つか経たないかのうちに全身の蕁麻疹が出現し、呼吸がゼーゼーし始めた。小麦によるアレルギー反応だった。そのとき私は仕事のため家にはいなかったので、慌てた家内が救急車を呼んですぐさま病院へ駆け込んだ。幸いその頃には症状もピークを過ぎて大事には至らなかったが、もう少し呼吸器の症状が強く出ていたら、一大事という可能性も無くはなかった。

 関係のない人には興味の薄いデータかもしれないが、日本における食物アレルギーを持っている割合は乳児で5~10%、学童以降で1.3%といわれる(厚生労働科学研究班:2005年)。小麦以外でも卵、乳製品、そば、落花生などが比較的知られているが基本的には絶対安全と言い切れる食材はない。それでもウチの場合はそれなりに食べられる食品があるので今のところ元気に成長しているが、さらに重症の場合、十分に栄養を取るにも困難を生じることもある。

 学童期までに80~90%は改善してくるのだが、治療の基本は危険食材の除去だ。今のところ小麦のほか、魚や乳製品などいくつか除去している。さて、小麦というのが実に曲者で、わが子のアレルギーのため食品の成分表示に注意を払ってみると、実に様々なところに登場している。パンや麺類はいうに及ばず、ちょっとした加工食品や醤油にまで入っていることを知った。醤油が使えないというのは日本人として痛い。しかしそこは渡りに船。探してみると小麦のみならず大豆アレルギーにも配慮した「粟醤油」とか「稗醤油」なんていうものがある。

 さて、おやつのメニューも困ったちゃんだ。ケーキ、スナック、せんべい・・・ありとあらゆるお菓子は小麦のかたまりである。しかし近年アレルギーの子供が増えているせいもあり、対応食品というのが結構いろいろある。「かぼちゃにんじんせんべい」というのがお気に入りで一安心。ケーキには今のところ見向きもしない。よしよし。

 いろいろ大変ではあるのだが(ママ、ありがとね)、子供のアレルギーのお陰でいいこともある。レトルトや、間に合わせの味付けでの料理ができないため、食材本来のおいしさを考慮したレシピを編み出さなければいけないのだ。変な添加物が入っていたりするものは、成分表示をよく見るようになってからやたらと気になりだした。薄めの味付けでしっかり味わって食べるようになり、そうすると不思議なもので油の使いすぎや塩分についても敏感になって知らず知らずのうちに控えるようになってきた。子供の食事の手間が実は家族の健康的な食生活をサポートしてくれている。

 もともと自然から生まれてきた人間は、自分たちの発達によって自然を食い尽くそうとしている。アレルギーの増加は、今一度進化の方向を見直すべく神から与えられた試練なのかもしれない。


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